お渡ししたとき、とても気に入ってくれたし、式もとても楽しかったようで、 なんか、嬉しい限りです。 こういった、人生の大きな節目の記念になる物を作るというのは、とても、緊張する。 これから一生涯、ずっと見られるであろう指輪。どこか彫りをミスってしまったら、ずっとミスった部分を見られ続ける。うぉぉぉぉ… ミスらないけどね、最近はあんまりミスしないけどね。 しかし最近は、顕微鏡買ったお陰で、ミスの大きさも顕微鏡で見ないと判らないレベルにはなってきたので、肉眼なら多分判らない! という事は、顕微鏡で見られたらミスが判る。うぉぉぉぉ… あ、話は変わりますが、 筋トレしてる人は、思考がポジティブになるらしいよ! 筋トレしようぜ! 腹筋つけて、ちぎりパンみたいとか言われようぜ! あ、話は戻って、彫りの話。 今回の苦労ポイントは、リング表面。 彫った部分と彫ってない部分をしっかりと分けたので、彫ってないツルツルなところが綺麗に山が連なったような幾何学模様に見える。縁取りの線を入れれば、幾何学模様を見せるのは簡単なのですが、境界線無しで唐草模様なので、ツタの長さをミスったら誤魔化せない。(境界線とかあると、ミスっても結構誤魔化せるんですよ。) 今回の人は、筋トレの師匠で、山登り大好きなので、山のイメージを何処かに入れたかった。人生山あり谷ありという意味もあり、彫りは光り方を見せる物で、見る角度によって光る部分も変わるので、谷と思いきや、見方を変えれば山になる、という、筋トレポジティブ思考も取り入れたデザインになっております。最後の方は今考えた。 |