2008年12月12日

製作中

ええ、たまにはまともに、
製作中の話を、ね。

ええと、現在、来年1月からのイベント用に
作品を作っている最中です。

1.5mmの板を切り抜き、
リング状にするのですが、
今回は45度の角度で!リング状にしました。

で、そこに唐草の透かしを施す。

naname1.JPG

こんな感じ。

面に対して垂直に糸鋸を入れてやる。
そうしないと、綺麗に見えないのですよ。

ちなみに、この45度に広がったリングの計算の仕方
 (というか、どんな図形を板にけがくか)は、

 広いほうの周の長さ:h
 狭いほうの周の長さ:s
 リングの幅:r
 とすると、(これは自分が作りたいものの値を勝手に入れる)

 R :けがく円の半径
 θ:けがく円の角度
   (この2つが判れば、けがく図形が描ける)

 2πR x θ = s  で、
 2π(R+r) x θ = h な訳ですよね。
 
 この2式から、Rとθを出せば、
 コンパスでRの長さで、θの分だけ円を描いて、
 同じ中心から、今度はR+rの長さで、θ分の円を描いてできた紐
 これを切り抜いて、なまして、曲げて、接触面あわせれば、
 写真のような斜めリングが出来上がるわけですよ。

 で、今回45度にした〜
 と書きましたが、どのように45度にしたか、

 広いほうの周の長さと
 狭いほうの周の長さ
 この数値を出すときに、ちょっと計算しまして、
 広いほうの周の長さ:h
 ならば、狭いほうの周の長さを
 h - 2πx(リングの帯幅/√2)にすればよいわけです。
 広いほうの半径から、帯幅の1/√2を引いた半径が狭い方の半径
 45度、45度、90度の直角三角形は、辺の比が1:1:√2 だから。


…と、
計算式のが長くなりましたが、、
この、面に対して垂直に糸鋸を入れるっての、
斜面でやると結構時間かかるんですよ。

で、
naname2.JPG

彫り崩す。
こうすると、唐草が立体的になるよねー。

ほら、まともに仕事してるじゃ〜ん。
posted by らっこ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 彫金
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