製作中の話を、ね。
ええと、現在、来年1月からのイベント用に
作品を作っている最中です。
1.5mmの板を切り抜き、
リング状にするのですが、
今回は45度の角度で!リング状にしました。
で、そこに唐草の透かしを施す。
こんな感じ。
面に対して垂直に糸鋸を入れてやる。
そうしないと、綺麗に見えないのですよ。
ちなみに、この45度に広がったリングの計算の仕方
(というか、どんな図形を板にけがくか)は、
広いほうの周の長さ:h
狭いほうの周の長さ:s
リングの幅:r
とすると、(これは自分が作りたいものの値を勝手に入れる)
R :けがく円の半径
θ:けがく円の角度
(この2つが判れば、けがく図形が描ける)
2πR x θ = s で、
2π(R+r) x θ = h な訳ですよね。
この2式から、Rとθを出せば、
コンパスでRの長さで、θの分だけ円を描いて、
同じ中心から、今度はR+rの長さで、θ分の円を描いてできた紐
これを切り抜いて、なまして、曲げて、接触面あわせれば、
写真のような斜めリングが出来上がるわけですよ。
で、今回45度にした〜
と書きましたが、どのように45度にしたか、
広いほうの周の長さと
狭いほうの周の長さ
この数値を出すときに、ちょっと計算しまして、
広いほうの周の長さ:h
ならば、狭いほうの周の長さを
h - 2πx(リングの帯幅/√2)にすればよいわけです。
広いほうの半径から、帯幅の1/√2を引いた半径が狭い方の半径
45度、45度、90度の直角三角形は、辺の比が1:1:√2 だから。
…と、
計算式のが長くなりましたが、、
この、面に対して垂直に糸鋸を入れるっての、
斜面でやると結構時間かかるんですよ。
で、
彫り崩す。
こうすると、唐草が立体的になるよねー。
ほら、まともに仕事してるじゃ〜ん。