
滅多に無い、彫りだけの仕事ですが、
実はもう一件あったりしました。
ハワイアンジュエリーみたいな彫りをリングにして〜
…との依頼。
しかも、和彫りで。
…との指定付き。
まぁ、ハワイアンジュエリーの彫り方って、
洋彫りのタガネのピアットって、平刀ですね。
それをつかって彫り込んでいくのがメイン (…だと思う)
でして、
ちょうど、和彫りの片切りタガネがそれに該当するから、
片切りでボリボリやればいけるかと。
ハワイ人は力任せにがっつり彫っていくのですが、
自分はそんなに力が無いので、
和彫りのあの金槌カンカンしかできないし、ちょうどいい。
ハワイアンジュエリーの唐草模様、
僕がいつも彫っている唐草とは逆なんですよ。肉のつけ方が。
というか、曲線彫るときに、円の内側のほうが深くなるものなのですが、
ハワイアンは逆。円の外側のほうが深くなる。
円の外側を深くすると、タガネが滑って綺麗な曲線が出しづらいのに。。
慣れなのか?
ということで、
なんとか誤魔化しながら彫ったぜ!
ところで、
ハワイアンジュエリーは、
ジュエルが付いていないのに
なんでジュエリーなんだ?